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水道水についてですが -2

Published: 18-May-2025

 

 PFASから始まった水道水編ですが、注意したいのは今後も次々と規制物質は出てくるというところ。この水道水編のててぺろ的考察は以下です。

 

§1. 水道水への考え方

 はい、前回で世界的に見て日本の水道水は安全であるとご理解はいただけたかと思います。日本の水道水の安全基準は、水道法(環境省 水道水質基準について)に基づき厳格に確保されておりますので。 ・・ですが、しかしながら新規に規制されてくるケミカルのリスクは未知のものであり、その対応はどうしても後手になりますね。

 注意したいのは、ててぺろのケミカルメモを読んでいただければわかると思いますが、規制物質は次々出てくる状況ということです。これは政策的な面も含まれていると思いますので、深刻になる必要はありませんが、政府の対応に期待するだけでなく、利用者側としても身を守る対策をしておいた方がより人生を過ごしやすくなるかなと思ってます。

 

§2. 水道水への対応

 日本の水道水、飲用以外は問題ないと思います。飲用についての対応としては大きく分けて 1)市販の飲料水(天然水)、2)浄水(浄水器で処理) の2種類と思います。特徴は以下。

 

・市販の飲料水(天然水):地下水や湧き水が主。ミネラル成分が豊富。食品衛生法で規定される。

・浄水:浄水器にて残留塩素、トリハロメタン、PFOA、PFASS等の物質を除去または減少させた水道水。

 

 市販の飲料水ですが、水源が汚染されるリスクはあるでしょう。また浄水器についても維持、管理が適切でないと十分な性能を発揮できないと考えられます。これらの点を踏まえ、当然コストも考慮して最適解をそれぞれ選択することになります。

 

 ててぺろは飲料水で安価なものを見つけると購入しますし、浄水器もつけてます。浄水器はサブスク的な月額いくらといったものではなく、蛇口直結型の買い取りできるタイプを使用してます。こちらは粒状活性炭が搭載されたもので、使用期限が表示される「トレビーノ」(東レ株式会社)を使用してます。

 

家庭用浄水器 
トレビーノ カセッティ207SLX
東レ株式会社製

 

 ててぺろの経験上ですが、活性炭吸着は幅広い有機物に対応でき、また低コスト。これから追加されていくであろう新規の規制物質にもさりげに対応できる可能性が高く、採用としてます。(公益財団法人 水道技術研究センター / 水道における PFAS の処理技術等に関する資料集

 飲料水の方ですが、ててぺろの両親は山奥まで行って汲んできたりしていましたが、ててぺろはそこまではしていないです。ていうか、そこまでするとほんとに安全なのかは本人の気持ち次第な感じですが。

 水道水編、これにて終了しますがご参考いただけましたら幸甚です。

 

※|追記として・・

 NHK様の一部報道内容に対し、グローバルにフッ素化学事業を展開されているダイキン工業様がホームページで「不正確な事実認識に基づく箇所が複数含まれることを指摘」と「番組制作での科学的な裏取りの徹底をはじめとする取材活動の改善を求めています」とのコメントを発表されておりました。

 ててぺろ、ケミカルエンジニアとしてダイキン工業様のフッ素関連材料を使っている関係上、特定PFAS対応へ真摯に向き合ってらっしゃることも知ってますし、またNHK様も「真実を明らかにし、不正に立ち向かい、社会が共有すべき情報を伝える」とのポリシーのもと報道されているものと思います。他人ごとではなく高い関心をもって今後も経緯をみていきたいと思ってます。




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